「ごめんねえ」 東電小屋から山の鼻へ向かう木道の上を歩きながら僕は前を行く雪城さんに声を掛けた。すっかりしょげてしまった僕は彼女の目にどう写っただろう。彼女が腹を立てているわけがないことはよくわかっている。表情やしぐさを伺うまでもない。雪城…
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