2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

エピローグ

「ちょっとふざけただけだよ」 「もう!冗談にもほどがあります!」 ぷい。ほのかは頬を膨らませて横を向いた。 「だってさあ、あんまりにも気持ちよさそうに眠ってるんだもの。ちょっとくらいからかいたくなるってば第一学校、サボりだよ」 「でも…」 不服…

ゆきゆきてプリキュア(7)

- ほのかへ この手紙を君が読んでいるということは、私は死んでしまっているということだ。そのことをどうか悲しまないで欲しい。私は私の義務を果たしたのだ。むしろ喜んで欲しい。 君の知らないところで、世界は大変なことになっている。きっと世界は滅ぶ…

完結篇。最初から読むには

http://members.at.infoseek.co.jp/pannichiwa/text2nd/pri.htmへ。

ゆきゆきてプリキュア(6)

昼間からアルコールを摂取するというのは、人として恥ずべきことであると思う。しかし、今の俺の状況は、もはやアルコールや薬物に頼らざるを得ない状況なのだ。 ソレの侵略は俺の住む町、世界の全てを覆うようであり、そうしたなかで雪城さんだけがソレの悪…

ゆきゆきてプリキュア(5)

ベローネ学園女子部は、もはやずいぶんとソレの浸食を受けていた。驚くようなことではない。奴の侵食は爆発的スピードで、一夜にして数千人規模の感染を引き起こすことも可能なのだ。 ソレはおそらく手加減をしている。その目的はよくわからない。だが、今の…

ゆきゆきてプリキュア(4)

なんて夢だ。俺が雪城さんに酷いことなんて、するわけがないじゃないか。したいわけじゃないか。俺は人食いの化け物だ。きちがいだ。でも、そんな俺を救ってくれたのは雪城さんなんだ。 時計はようやく日付が変わったところだった。ベッドに雪城さんはいない…

よおっ!みんな!私私!雪城ほのか。なんだよ、はとが豆鉄砲食らったみたいな顔ってどんな顔?まあいいや、とにかく私雪城ほのかだから。え?キャラが違う?何言ってんの?ワンピース半脱ぎで髪の毛ぼさぼさ、太ももには経血が滴り落ち、腋毛もそらずパンツ…

なぎさ殺し

心地よい悲鳴が地下室にこだまする。なぎさ、好きだ。愛している。お前の活発なくせに女の子らしいところとか、飾らないところとか、全部好きだ。 うふふ。陳腐だね。でも、どんなものでもやがては陳腐化するものだ。ましてミントさんやミルフィーユさん、知…

ゆきゆきてプリキュア(3)

自分のような呪われた人間が社会に受け入れられるわけもなく、なんだか心温まる話を書こうとかほのぼのしたものを書こうとか、死ねよ俺。ふたりはプリキュア見てるのだって、なぎさをダンベルとか角材とか金属バットとか画板の角とかでぶん殴りまくって、「…

ゆきゆきてプリキュア(2)

あさ、目覚めるとひとりだ。ベッドにはぬくもりも残っていない。 雪城さんは夜中に帰ってしまう。どうも一緒に住んでいるおばあちゃんの目を盗んでうちに来ているらしい。困ったことだが、かといってぷっつりこなくなってしまうととても寂しいだろうなあ。 …

ゆきゆきてプリキュア(1)

雪城さんが夜になると俺の家に遊びに来るのは困ったことだと思う。特に最近は俺のようなアニオタ・ひきこもりには風当たりが強い昨今、女子中学生を部屋に入れているなどと近所にばれるとすこしまずいことになる。 だが、 「いや、その、ちょっとまずいんじ…

妄想以外のことを書いたのは久しぶりだ。恥ずかしい。

友達について。

性格のあうあわないで人間もめたり険悪になったりするけれど、けっして性格が違うからとか正反対だから仲が悪くなったりするわけじゃないと思う。共通の話題というのは必要かと思うけど。 子供の頃は同じような価値観の子じゃないと友達になれなかったかなあ…

ほのかについて

オイラはレビュワーではないのでなんか頭の悪いことの羅列に成ると思います。頭悪いんですよ、基本的に。まーそれは置いといて、なんで俺がほのかを好きなのか考えてみる。 ほのかって本当は凄いナイーブなのな。なぎさを傷つけてしまったことに動揺して、み…

はあはあ。すいません、実は今日プリキュア見ずに朝一で吉野のほうまで走りに行ってたんですよ。嘘ついてました。ごめんなさい。私は馬鹿です。本当に馬鹿です。俺がちんたら竹之内街道とか走っているあいだに、こんな素晴らしいアニメを放映していたなんて…

友達って良いよなあ。

黒いプリキュア(http://members.at.infoseek.co.jp/pannichiwa/pri.htm)とか書いていた私は馬鹿です。まじで誌ね>俺 つーか、ふたりはプリキュアは私を殺す気ですか!なんか萌え萌え言ってる自分が恥ずかしい!でも萌え。単なる玩具宣伝アニメになるのか、…

心の読める家政婦は、例のアレをアレがやっていたのでナニしてしまいました。ごめんなさい。

これで第二部完、というか、一区切りです。

とんとんと、包丁の音が聞こえる。3月というのに、やけに朝は冷え込んだ。なにか、歌声が聞こえる。 ああ。ともよちゃんの声だ。何かを歌っている。 心地よいまどろみだった。今日は日曜日だ、だからのんびりと。そう思って、はっとした。むっくりとおきると…

土曜日。このところ乗っていなかった車を出して、ともよちゃんを迎えにいった。 郊外に病院はある。駅やその周りの繁華街からは少し離れていて、山に近く環境はいい。あまり精神病院のようには見えない。なにか、公営の施設のように見える。個人医院のような…

外泊の日が決まりました。今週の週末です。土曜日と日曜日は家に帰ることが出来ます。それで、本当に申し訳ないのですけれども、もしお仕事のほうがお休みでしたら、病院まで迎えに来てはいただけないでしょうか。どなたか引き取り手がいないと、許可が下り…

id:yukimikaさん 過分なお言葉ありがとうございます。励みになります。

僕だって昨日は楽しかったよ。でも疲れたんじゃない?結構たくさんお話したもんねえ。本当に元気そうで何よりだった。僕もともよちゃんと同じだった。やっぱりあって話をするまではどことなく不安で。手紙には書いていないけれどずいぶんと様子が変わってし…

昨日は楽しゅうございました。寒い中、あなたときたらいつものようにジーンズをはいて、上にはブルゾン一枚で。相変わらずかっこうには無頓着なんですもの。それで、寒い、寒いなんて。いくら最近暖かかったといっても無造作すぎますわ。 でも、本当にお元気…