書き出したらいきなり終わってしまった。おそろしい。
きしむような制動の音をたてて木造の客車が駅に止まった。僕はがらがらの車内のなかで、きちんと列車が停止したのを確認して席を立った。なにしろこのぼろ列車ときたら毎度毎度振動がものすごく、停止するたびにがっくりと転倒するほど衝撃が来るのだ。 手動…
引用をストックしました
引用するにはまずログインしてください
引用をストックできませんでした。再度お試しください
限定公開記事のため引用できません。