箱庭療法

kitousi2003-08-16

心の病の人の治療の一環として、箱庭療法ってのがある。これは要するに小さな砂場にいろんなオブジェを置いていって、それがあらわしているもので自己イメージを表現して自己を統合するものだそうだ。要するに自分を見失っているときに砂遊びで自分の精神状態を知るってことですね。
んで、名前だけは知っていたんだけど、今回改めて図書館で「箱庭療法の世界」(東山紘久/誠信書房)って本を借りて読んでみた。
んでびっくりしたんだけど箱庭療法って、取りあえず材料置いといて患者に作らせるもんだと思ってたんですけど、実はセラピストと1対1で互いに物を置きながら作っていくものなんですね。ちょうど将棋とか、文中では「まるで掛け合い漫才」などとありましたけど。
本の後半はほとんど実例の紹介なんですけど、実にさまざまな箱庭のありように驚きました。中にはぞっとするような不吉なものも。