記念すべきともよちゃんシリーズ第一回

 よく考えると最初戦争ものだったんだなあ。掲示板の過去ログ再掲。

2003/07/25 21:25


 旧日本軍の95式軽戦車などでは轟音のあまり指揮官の言うことが操縦手に伝わらないこともあったそうで。頭を蹴っ飛ばして指示を出したりしたそうで。

「車長、指示が聞こえません!」
 それでも必死になって大きな声を出そうとする知世ちゃん。僕は知世ちゃんの喉がいためられると嫌なのでエンジンを止めた。
「戦車前へ…。ですわ」
 知世ちゃんは泣きそうだ。
「車長、前進のときは遠慮なく自分の頭を蹴っ飛ばしてください」
「そんな…」
「とにかく、頼みます」
 再び窮屈な座席に着き、エンジンをかける。頭上ではキューポラの中でごそごそと知世ちゃんが軍靴を脱いでいた。
「知世ちゃん…」
 僕は立場も忘れて呟いた。そして、知世ちゃんはおそらく失礼します、といったのだろう。口をもごもごさせるとやわらかい足を僕のあたまに乗せた。
 すこし、足の蒸れたような匂いがする。知世ちゃんのそれは、日向の干草のようだった。
「車長、もっとはっきり…」
 ぽん、ぽん。控えめに知世ちゃんは足の裏で僕の頭を叩いた。
 ああ。
「前進!」
 僕たちは前方のソ連戦車部隊に突撃していった。


 1939年、ノモンハンで起きた日ソの武力衝突は日本軍の大敗で終わった。
 特に火力、装甲その他どれをとっても優秀なソ連のBT戦車に歯が立たなかった日本軍の戦車部隊は悲惨で、戦車兵の中には発狂したものもいたという。

 
 
 
 よくジジイが最近の若いもんはわけわからん、等といいますが。満州から引き上げてきたジジイや空襲にあったジジイなんかがガンスリンガーガール喜んで見てる孫なんかに接すると、そらわけわからんだろうな。いや、俺も喜んで見てるけど。ああ、オープニングのヘンリエッタの足がエロいなあ。ぷにっとしたふとももとかカーフとか。