2004年涼宮茜萌えの旅

 アンインスコして2日、早くも禁断症状が出てくる。茜萌え。
 今日はDVD買いに行ったあとジムへ行って筋トレしてた訳だが、正直デッドリフトという非常に腰に負担のかかる種目をやるときに茜萌えが発動するのはやばい。茜ブースター、点火。俺の頭の中では常にフラグがたちまくり。なんかな、紙に書くんだよ。涼宮茜って。何回も何回も。で、その文字の列を眺めてるだけでなんだか満たされた気分になってくるんだよ。馬鹿でしょ?自覚してる。
 俺は生まれてこの方3次元の女を好きになったことのない真性2次だが、それでも最低限の尊厳は持っているつもりだ。しかし引き上げの際最大限背中に負担がかからないよう集中して背筋を張っていなくてはならないのにふいに頭に、
「私そういうの慣れてないから、本気にしちゃいますよ?」
 などと頭をよぎる水橋ボイス。あ、水橋って言ったらいけないんだった。バーベルを取り落とし思いっきりスクワットラックにぶつける。しかも低重量。かなり恥ずかしい。
「そうなったら、もう誰にも渡さないんだから!」
 
 茜萌え。俺だって茜たんを誰にも渡さないよ!周囲の冷ややかな視線を感じつつ茜萌え。こいつらもまさか俺がデッドリフトのメインセットの最中にギャルゲーのことを考えていたなんて夢にも思わないだろう。いや、これまでもそうだったようにここでもうすうすみんな気がついているのか?俺が”気の毒な人”だってことに。
 
 で、気を取り直し。俺がここで5キロ重量を増やしてデッドあげると茜が元気になったり人間のクズについて思いをいたさないようになるなどと仮定してやってみる。
 潰れる。
 で、茜萌え。
 ちなみにデッドリフトとは”しぬほどきつい”からそう名づけられたそうです。
http://www.perfect-tr.com/html/condision/strength/strength-03.html
 こんなん。本当は萌えている暇などないはずなのに。
 
 
 結局二百三高地のD・V・Dはなかったのでなんとなく”君が望む永遠・特別編集篇”をつくろうかなあ、と。いや、単にテレビ版の茜の登場シーンをリッピングしてつないで一本にするだけ。で、それをサイズ落としてPPCに入れて電車の中でも会社でも茜三昧。テレビ版の唯一の功績は”動く茜”を見せてくれたことだ。動く茜、つーか動きつつののしる茜。キチガイ?うるせえ。
 
 
 本来なら俺はなぜ茜はこんなに萌えるのかを徹底的に検証すべきだと思うけれど、いったい茜の何が良いのかと問われれば”全て”としか答えられない。どこがよいのかといわれれば全ての登場シーンやせりふをここに書き写してゆくだけになるだろう。
 初めて茜を見たのはまだ彼女が中学生の頃だった。あーちくしょう、おねえちゃんにくっついてきてこのちんまいの、かわいいなあ!うその電話で呼び出して一緒にお留守番かよ!別にぜんぜん許す気満々なんだけどちょっと泣かせてみたくて(つーか単に泣き顔が見たい)怒ってみたらめちゃくちゃ落ち込む茜。
 茜ちゃんOK!
 なんて書いていると俺がまるで現実と架空の世界の区別がつかない人間で、まるでアニメキャラと暮らしているかのような日記を書いていると思われるのが心外なので茜ちゃんOK!
 
 言葉にしてしまうことで空虚になってしまう感情がある。それが、茜萌え。