自分で女声を出しながら、妄想のみをおかずにオナニーする。階下では両親がなにやら深刻な話をしているようだが、俺はいつものようにパソコンと向き合い、日曜朝の女児向けアニメを妄想に取り込んでオナニーに明け暮れるのだ。
 あの両親はきっと息子の不出来に嫌気がさしたのだろう、会話の内容などおおよその見当がつく。父も母も事なかれ主義で、息子が外で何か自分に恥をかかせるようなことさえしなければいいのだ。
 時々サバケタ父親振りを示したりするのが気に障る。「お前ももう年頃なんだがから、なあ、その…あれをやったりするんだろう?」ああ、今にも話し掛けてきそうだ。俺はそれを話し掛けられた瞬間に手元にあるナイフを抜き放ち、自分の頚動脈につきたてて死んでやる。俺の羞恥心は薄く、柔らかくて脆いのだ。
 まあ実際アレをやっているのはたしかなんだ。それも、アニメのキャラクターを覚せい剤でへろへろにしてチンコをしゃぶらせるという恥知らずの妄想だ。
 俺はそんな身勝手で恥ずべき行為を行いつつ、ふっと昼間の少女の事を思い出した。
「魔法が使えたらって、考えたことある?」
 あのあどけない表情、うなじのあたりに舌を這わせておもいきりすーはーすーはーくんかくんかしたい!きっと日向の干草のようなにほいがするに違いないのだ、ああ、あの少女。霧島佳乃だけは。
 ああ、おお、ああ、うう。
 さっきホワイトで抜いたばかりなのに、もう俺のソレは元気にお怒りだった。
「だめだ…」
 俺は悲しい。どうして俺はこうして他人を傷つけなくては。
「だめだ、やめろ…」
 こうして傷つけなくてはならないのだろう。しかし一度達したことで敏感になっていた俺のソレはあっという間に2回目の臨界を迎えた。佳乃の名を小さな声で呟きながら。彼女の存在、ソレのみを妄想するのみで俺には事足りた。
 そして終わったあとのあの感触…おれは通販で買い入れたメラトニンをその他の薬と一緒に煽った。闇は直ぐに訪れる。そしてまたあさ。ああ、今俺は佳乃を汚してしまってまたあしたあったら凄く気まずいはめにでも彼女はおれがこんなよこしまな気持ちをいだいているなんてきにもしていないはずだしいやまてよもしかして、つかプリキュアのコスプレとかしてくれないだろうか俺は雪城さんも好きだが雪城さんはアニメキャラとして好きなので、やはり現実のアニメキャラの佳乃りんとはちがうにょほぉぉぉぉおおぉ。にょ。にょ。にょ。みゅ。